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觀蘆について
— わたしたちは、なぜ綾部で、なぜお茶を、なぜ禅を。
なぜ、綾部なのか。
風が通り、心が還る場所。
觀蘆の拠点である京都・綾部は、
豊かな自然と静けさに包まれた、風と緑の町です。
山に抱かれ、川のせせらぎが響き、
人よりも鳥と風の声がよく聞こえるこの土地には、
「心が整う空間」が自然と存在しています。
都市の喧騒から少し離れ、
「何もしないこと」が許されるこの場所で、
私たちは“本来の自分に還る時間”を提供したいと願っています。


なぜ、お茶なのか。なぜ、禅なのか。
お茶は、静けさのかたち。
一杯のお茶には、目には見えない「間(ま)」があります。
茶葉がひらく音、湯気が立ちのぼる香り、
手のひらに伝わる器のぬくもり。
お茶を丁寧に淹れる時間は、
慌ただしい日々から一歩引いて、自分と向き合うための“小さな禅”です。
觀蘆では、農薬を使わない自然栽培の茶葉を育て、
「飲む」ことよりも「整える」ことを大切にしています。
禅とは、觀ること。還ること。
禅は、特別な知識や宗教ではありません。
ただ呼吸に意識を向け、
今この瞬間に気づくこと。
現代社会では、情報とスピードがあふれ、
人は“外”ばかりを見つめています。
觀蘆は、
お茶と禅を通して「觀(かん)」の精神を伝え、
心の奥にある静けさへと還るきっかけをつくりたいと考えています。
觀蘆とは
「觀蘆(かんろ)」の「觀」は、
『易経』の卦「風地觀」に由来します。
— 風が大地を吹き抜け、静かにあらゆるものを観るように —
わたしたちは、自然、身体、心、世界を「内なるまなざし」で見つめ、
それぞれが本来の自分に還る場所を、
茶と禅を通じて育んでいきます。
